今回は、マタニティ整体についてお話させて頂きます!
妊娠から出産までお母さんの身体はめまぐるしい速さで変化をしていきます。
痛みや不快な症状は身体に負担が掛かり
お薬も飲めずに我慢するという非常にストレスを受けやすい状態なのです。
身体の変化に伴った症状は週数が進むごとに起こりやすいものに変化があるので
いつ頃、どのような症状が出やすいか知っておけば心配し過ぎることもないでしょう。
◇妊娠中に出やすい症状◇
◆妊娠1ヶ月目(0~3週)
妊娠の維持に必要なホルモン分泌が始まるため
倦怠感・眠気、胸の張り、頭痛、腰痛、頻尿、便秘・下痢等の症状が起こりやすいです。
◆妊娠2ヶ月目(4^7週)
妊娠したことが分かる時期です。
この頃から起こりやすい症状につわりや気分の落ち込みなどがあります。
つわりが起こる妊娠初期のこの時期は
赤ちゃんのおもな臓器が作られる大切な時期で「器官形成期」と呼ばれています。
◆妊娠3か月目(8~11週)
子宮が徐々に大きくなり、骨盤内が圧迫されお手洗いの回数が増えたり
腰が重たく感じることがあります。
つわりの多くはこの時期に症状のピークを迎えます。
食欲がわかず、食事が思うように摂れなくなると
赤ちゃんへの栄養不足を心配されると思いますが
この時期の赤ちゃんに必要な栄養量はまだ少ないので気にし過ぎないようにしましょう。
食べられるタイミングで食べられるものを食べるようにしましょう。
ただし、脱水は血流が悪くなり危険ですので、水分はこまめに取るようにしてください。
◆妊娠4ヶ月目(12~15週)
胎盤が出来てきて、子宮が大きくなりお腹の膨らみが出てくる頃です。
胎盤が出来ると身体の中のホルモンも安定するため
基礎体温が下がり、つわりも軽くなる傾向にあります。
熱っぽさもなくなり身体はかなり楽になります。
◆妊娠5ヶ月目(16~19週)
赤ちゃんの成長に伴い、栄養を送るための血液が通常より多く必要となります。
しかし、酸素を運ぶ赤血球が増加に追いつけないことから
貧血の症状である動悸、息切れ、めまい、立ちくらみが起きたり
子宮に圧迫された臓器の血流が悪くなり、痔や便秘、頻尿といった症状がみられることもあります。
◆妊娠6ヶ月目(20~23週)
腰痛、恥骨痛、足がつる、便秘、胸やけがあります。
お腹が大きくなることで腰が反り、腰痛や恥骨痛が起きたり
下半身への血流が悪くなることで、便秘をしたり足がつりやすくなるためです。
◆妊娠7ヶ月目(24~27週)
下腹部だけでなくおへその上からも徐々にせりだしてきます。
仰向けで寝ると大きくなったお腹が静脈を圧迫して息苦しさを感じる場合があります。
その場合には左側を下にして横向きの体勢で寝ると楽になります。
またこの時期は赤ちゃんへ栄養を運ぶために
血液量が多くなるので手足などが、むくみやすくなります。
むくみは血液がドロドロ(脱水状態)になり循環が悪くなっている状態なので
むくんでいるからといって水分を控えるのではなく、むしろしっかりと水分を摂取し
座ったり横になったり足を上げるなど血液の循環を良くしましょう。
◆妊娠8ヶ月目(28~31週)
お腹は徐々に上にせりあがり、足元が見え辛くなるので
歩行時、特に階段の上り下りには注意が必要です。
赤ちゃんが育ち、大きくなった子宮が膀胱を圧迫することで尿モレを起こすことがあります。
◆妊娠9ヶ月目(32~35週)
みぞおちあたりまで子宮がひろがるため、胃が圧迫され
つわりや胸やけなどの症状が出る場合があります。また歩行時や
階段の上り下りの時に動悸や息切れが激しくなる場合もあります。
◆妊娠10ヶ月目(36~39週)
妊娠10ヶ月目の36週から39週6日は臨月と呼ばれる時期で
身体は出産の準備に入ります。子宮の位置が下がってくるため
肺や胃の圧迫はおさまり、動悸や息切れ、吐き気は軽くなってきます。
膀胱の圧迫は続くため、起こりやすい症状としては頻尿、足の付け根や恥骨の痛みなどがあります。
◇最後に◇
妊娠中の整体は以上の身体症状を改善させるだけでなく自律神経を整え
ストレスを解消し不眠や日中の眠気、だるさといった症状の改善効果も期待できます。
妊娠中のストレスを放置すると発育に必要な栄養を消費してしまうだけでなく
産まれてくる赤ちゃんの発達に問題を引き起こすので
お母さんのストレスケアがなにより大切です。
妊娠中は骨盤が緩くなり運動量も減るので、産後に腰痛や肩こりが悪化していたなんてことも。
産前、産後はお身体に余裕がなくなりがちです。
産後の回復力を強めるためにも産前の整体を強くオススメします。
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